日野ゆう子の英語コーチング(京都・オンライン) 〜英語上級者のスピーキング力をマンツーマンで養成〜

TOEIC800~900点、でも英語が話せない方に特化した英会話力の伸ばし方

人気記事 May 19, 2024

「TOEICのスコアが高くなったけれど、実際の会話では思うように言葉が出てこない」

「実際の会話になると、相手が言っていることが速すぎて内容が聞き取れない」

「言いたいことを英語にしようと考えるうちに、会話が進んでしまう・・」

そんな経験をお持ちではありませんか?



英語を話せるようになるためには、スコアだけでなく、英語を話すスキルづくりに特化したトレーニングが必要です。

実はこのことに気がつかず、

「TOEICでハイスコアをとったから、あとは会話に慣れよう」

そう考えて

「何となく」オンライン英会話などを続けているけれど、効果が出ない・・

といった状況に悩んでいらっしゃる英語上級者の方が多くいらっしゃいます。

 

私自身も本当に長い間、同じ悩みを抱えていました。

ですが、話すことに特化したトレーニングを行うことで、スムーズに英語を話せるように変化をしました。

また、私がスピーキング力づくりをサポートしていらっしゃる方々も、この部分の力を補うことで短期間で話す力をしっかりと育てて行かれます。

 

今日はその部分のお話を詳しくしていきたいと思います。

 

この記事を読むとこんなことが分かります

 

TOEICハイスコア、英語上級者になったけれど、英語が思うように話せない理由

ハイスコアホルダーが英会話力をショートカットで効率的に伸ばすための方法

 

 

こんな筆者が解説します

スピーキング力養成英語コーチ 日野ゆう子

英語力が高いけれど、英会話に苦手意識がある方のサポートを専門に行っています。

英語講師歴15年、のべ3000人以上を指導。

意図のあるトレーニングでショートカットの英会話力づくりを大切にしています。

かつては英会話がとても苦手なTOEIC講師で、「英語の先生なのに話せない」という悩みを抱えていました。

Versant70/発音指導士/英検1級/TESOL/上級言語コーチ(ヨーロッパ)

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目次

 

受験勉強やTOEIC・英検に特化した勉強でおこること

 


「英語力のレベルが上がれば、話しやすくなるはず」

「あとは会話に慣れさえすれば、話せるようになる」

英会話に求められる力と、英語力をつけるために必要な力には違いがあるにも関わらず、多くの学習者の方がどうしてそのように考えてしまうのでしょうか。

 

それは、そもそも英語を話す力をつける機会や、その力のつけ方について目を向ける機会が少ないということが挙げられます。

 

これまで受けてきた学校教育やそれに基づく受験勉強では、読み書きや文法の理解度などが重視されてきました。

 

またその後、英語力をつけたい多くの方が目指すTOEICや英検などの資格試験では、いかに正解を導きだせるかということが目標になります。

 

スコアの上げ方や、合格につながる勉強法、ノウハウなどはたくさんあり、多くの方が容易に情報をとることができます。


 



それに対して

・英会話力を伸ばすためには英語を話す力に特化したトレーニングが必要なこと

・どんな方法をとればいいのか

それを知る機会はまだまだ限定的です。

 

試験ベースの学習にはしっかり取り組む環境があっても、英語を話すことに特化したスキルを伸ばす方法を知る機会や、実際に行う機会がまだまだ少ないのです。

それでは、それぞれどのような力が必要なのでしょうか。

 

・試験で高得点を取るためには、単語や文法を覚え、問題を解く力が必要です。

一方、会話では

・相手の話を理解し、それに対して自分はどう思うかを考え、それを英語にして伝える力が求められます。

 

多くの方は前者の力を伸ばすと「英語上級者」となります。

後者の力を伸ばす機会がないまま、「英語上級者」の肩書で英会話の世界に突然飛び出さなければならない。

そんな現状が、TOEICハイスコアをとっても、英語を話すことに苦手意識を持つ方が増える原因となっています。


そしてそのことが

 

周囲から「英語ができる人(話せる人)」と期待をされつらい

・自分自身もハイスコアや上位級をアセットとして、キャリアや世界を広げたいのだけれど、英会話への不安が先だって一歩を踏み出せない

 

こんな問題を起こします。

 


私のところにも、TOEICで800点、900点を超えたけれど、英検1級を取得したけれど、いざ英語を話そうとすると固まってしまう、言いたいことを思うように言えないというご相談が多く寄せられます。

 

このような悩みを解消するためには、従来の学習方法とは異なるアプローチが必要です。

 

英会話が苦手なTOEIC講師だった私

 

私もかつて

・TOEICで900点を超えたらもっと話しやすくなるのではないか

・英検1級を取得すればすらすら話せるのではないかと思い

テストベースで英語力を上げる努力を長年していました。

 

「もっと英語力が高くなれば楽になるはず・・きっと会話もしやすくなるはず」

 

そう思いながら学習を続けましたが、何年頑張ってもその方法では英会話力を上げることができませんでした。


教えることがとても好きだったので、TOEICの講師になりましたが、TOEICでの得点アップについて教えることはできても、英会話は苦手なまま。


職場のネイティブ英語講師の方々と話す機会をもつことも苦しく、また話しているところを、生徒さんにみられたくなくて先生方を避けるのに必死でした。

 

もちろん、TOEICで高得点を取ることや英検の上位級を目指すことは無駄ではありません。

 

これらの試験で高得点を取ることは、英語の基礎力をしっかりと身につけるためにとても重要です。

 

でも英語を話す力を伸ばすためには、これまでとは違うアプローチが必要。

そのことを認識していないと、かつて私のように何年も、場合によっては何十年も遠回りをすることになってしまいます。

 

すでに英語力が高い方にはアドバンテージがある

 

 

では、英語上級者の方が学んできた英語は英会話力づくりにはまったく関係のない無駄なことだったのでしょうか。

もちろんそんなことはありません。

 

言葉の習得について研究された、第二言語習得論ではアウトプットは大量のインプットの上に成り立つといわれています。

しっかり英語を読んだり聞いたりした経験は、話す力作りに活かされるのです。その強固な土台があってこそ、しっかりしたアウトプットの力をはぐくんでいけるのです。

すでに英語力が高い方は、このインプットがしっかりされた状態。

英語の語順や単語、文型などに対しての知識がしっかりあるため、英語を話す力を伸ばすための具体的な方法を知り、その方法に基づいてトレーニングを行うことで、短期間で効率よく英会話力を伸ばすことができます。

 

英語を話す力を伸ばすための具体的な方法

 

 

それでは、ここからは話す力の作り方に特化して、お話をしていきたいと思います。


・話すために特化した技術を意識をせずに使えるようになる

・英会話のプロセスに従ってスキルを伸ばすこと

 

この2つが大切なポイントです。


それぞれについて以下でお伝えをしていきます。

くりかえしがポイント

まず、英語を話すのは自転車に乗ることやお箸を動かすことに似ていると認識をしてください。

頭で考えてゆっくり理解できる、のではなく、瞬間的に処理・対応をする力が必要になります。

そのために有効なのは繰り返しです。何度も繰り返しをして技術を体に落とし込むことをまず念頭に置いておきましょう。

 

英会話のプロセスに注目

 

 

英会話は一見ひとつの作業のように見えますが、実は複数のプロセスから成り立っています。


英語を話す力を伸ばすためには、会話のプロセスに必要な技術を伸ばし、意識せずに使えるくらい体に落とし込むことが重要です。

 

このプロセスを理解し、それぞれのプロセスで必要なスキルを習得することで、スムーズに英語を話せるようになります。

 

英会話力を伸ばすためのトレーニング

 

英会話力を伸ばすためには、以下の5つのプロセスに特化したトレーニングが必要です。

それぞれのプロセスで必要なスキルを意識し、体に落とし込むことで、スムーズに英語を話せるようになります。

 

  1. 聞こえた音から単語や文を認識する
  2. 英文の意味を理解する
  3. 返事をイメージする
  4. 英作文を行う
  5. 英文を発音して相手に伝える

プロセス1: 聞こえた音から単語や文を認識する

英会話の最初のステップは、聞こえた音から単語や文を認識すること。

例えば、 "I told him that I need it." という文を聞いたときに、耳に入ってくる音は、あえてカタカナで書くとアイトーディムザダイニーディッ のように聞こえます。

その聞こえてきた音を聞き取って、"I told him that I need it." のことだな、と瞬時に認識する力が求められるのです。

 

この力を伸ばすためには、

  • 英語のリズム
  • 単語と単語が重なったときにおこる音声変化のルール

を知ること。

そしてそれらを意識せずに処理できるようになることがポイントです。

 

リスニング教材を使って、英語ネイティブスピーカーの発音に慣れる工夫をしましょう。

また、シャドーイングやディクテーションなどのトレーニングを行い、聞き取った音を正確に再現する練習もお勧めです。

これにより、聞こえた音を瞬時に認識する力が身につけることができます。

プロセス2: 英文の意味を理解する

ここでは、聞こえた単語や文の意味を理解する力が必要です。

例えば、 "I told him that I need it." という文を目で見たときに、英語の語順で意味を理解できるか。

英文の意味を、英語の語順でとりながら理解をするスキルが重要になります。

TOEICで700点、800点、英検準1級以上を取る力がある場合、この部分は比較的得意な方が多いです。

ですが、大量の情報を聞き取り、単語や文を即座に意味として理解するためには、その処理能力や体力づくりが必要になります。

意味を意識しながらシャドーイングに取り組むなどが対策としてあげられます。

プロセス3: 言いたいことをイメージする

 

相手が言ったことに対して何と返事をするか、または会話を始める際に何というかをイメージする力が必要です。

 

例えば、 "I told him that I need it." という文を聞いたときに、「それに対してどう返答するか」を瞬時に考える力。

「彼にこれ必要だっていったのよ」

仮にこのあと

「でも、彼は誰かにあげてしまって・・ひどくない?」と話が続いたとします。

 

それに対して、

「ひどいよね、そんなことするなんて・・」

と同調するか

「彼はもしかしたらあなたの言ったことが聞こえなかったのかもしれないよ、許してあげたら?」

とかばうのか。

 

自分はどんなことを伝えたいのか、それをイメージするのがこのプロセスなのです。

日本語の会話でも、そもそも何といったらいいかわからないということ、よくありますよね。

そもそもアイディアがない場合は、英語にも日本語にもできないのです。

 

この力を伸ばすためには、実際の会話をシミュレーションするトレーニングが効果的です。

また、英語のドラマや映画を観ながら、登場人物の会話に対して自分ならどう返答するかを考えるなどもよい練習になります。

プロセス4: 英作文を行う

 

ここではイメージした内容をすばやく英文にして組み立てる、英作文を行う力が必要になります。

言いたいことをすばやく表すには、単語や文型をすぐに口から出せる状態にしてストックしておくことが有効。

 

具体的には、まず中1~中3までの文型をストックします。瞬間英作文系の問題集などをつかって表したいことをすぐに口から出すための素材を体に落とし込んでおきましょう。

それをつかって、言いたいイメージがあったときに、それを表す文を、英語の語順(誰が、どうした、付け足し情報の順)で、組み立てながら話せるようにしておきましょう。

 

プロセス5: 発話して相手に伝える

 

このプロセスでは組み立てた英文を実際に発音し、相手に伝える力が必要となります。

英語の学習をずっとしていても、英語を口から出すことい対して抵抗がある方は意外と多いものです。

 

また、英語のリズムは日本語のリズムと大きく異なります。

発音や発声をどこまで英語らしくするかは個人の方の希望によるためここでは深く触れませんが、相手にへの伝わり安さという観点から、英語特有のリズムで言葉を発せられるようにしておくことはぜひ意識をしていただければと思います。

ふだんからシャドーイングや(音声を聞きながらの)音読、洋楽を聞く、歌うなど英語を声に出すこと、リズムを体感することをぜひ意識してみてくださいね。

 

受講生の方々の変化

 

現在英会話力づくりをサポートをしている受講生の方々にも、「語順感覚」を育てるためのトレーニングを徹底して行っています。

これにより

・暗記やフレーズだけに頼らず、自分の言葉で話す会話力

・スピードのある会話にも対応できるリスニング力

を育てることができます。


(受講生の方の変化の例)


Before 会議の英語が早すぎて何を言っているのか理解ができない。内容が分からないので質問をされても答えられず困っていた。

After     脳内にある音と実際に聞こえてくる音の差が少なくなり、リスニングの負担がかなり減る。とっさの質問にもその場で返答ができるようになった。安心感を持って会議に出席できるようになった。

(T・S様・男性・会社員・30代
・受講前TOEIC710 )

 

Before   英文を読むことは日常的に行っていても、英語を話そうとすると言いたいことが浮かばず、相手を待たせるあせりから「頭がパンク状態」に。

After     英語が自然に口から出るように変化。リスニング力も向上し、職場の外国人とも落ち着いて会話ができるようになり仕事がとてもしやすくなった。

(S.N様 京都市・研究者・受講スタートTOEIC760点)

このような変化が日常的に起こっています。

 

 

(日々のサポートの様子)

 

 

まとめ

英会話力をつけるためには、話すことに必要な力を特化して育てることが大切です。

そのためには、各プロセスで必要とされるスキルを「意識せずに使えるくらいまで」体に落とし込んでおくことが重要です。

この力は、一定の時間とエネルギーを集中的にかけ、正しい方法でトレーニングを行えば、確実に育てることができます。

 

継続的な練習が大切ですので、毎日少しずつでも続けることがポイントです。

ハイスコアホルダーがすでに持っている素質を活かす

TOEICで700点以上の方は受験者の上位約3割、英検準1級の合格率は約15%といわれています。

もしもあなたが上記のようなスコアをもっていらしたら、その結果にたどり着くまでにかなりの努力や時間を費やされたのではないでしょうか。

そう、ハイスコアホルダーの方は、努力家の方が多いのです。

その力を正しい方向に使えば、英会話力も効率よく短期間で作ることができます。

ぜひ今お持ちのアドバンテージを大切に、話す力に特化したスキルを育てくださいね。

 

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TOEICハイスコア でも英会話が苦手な方へショートカットの英会話力づくりを行っています。

プロフィール 日野ゆう子

英語講師歴計14年のべ3000人に指導経験/上級言語コーチ(国際コーチ連盟認定)/TESOL 英検1級/ 発音指導士/Versant スピーキング70/ Global dexterity practitioner(異文化への適応をサポートしています)

私自身はTOEIC講師→英語をスムーズに楽しく話せるまでに約17年かかてしまった為「効率のよさ」に重きをおいています。