英語の語順を無意識で受け入れられるようになると起こるブレイクスルー

こんにちは、オンラインと京都で英会話力づくりのサポートをしている日野ゆう子です。

今回は、英語を話す上での重要な要素である「英語の語順」についてお話ししてみたいと思います。

音声でお聞きになる場合はこちらより（ポッドキャスト・登録なしですぐに聞けます）

英会話習得には「英語の語順に慣れることが大切だ」と良く言われますが、これはどうしてでしょうか？

言語の語順は思考の順

私は、英語に限らず、日本語でも、語順はその言葉を話す人々の思考の順だと捉えています。それをベースに考えると、英語の語順に慣れるということは、つまり、英語を話す人々の思考の順番に慣れるということに直結します。

語順に慣れると、思考の順に慣れること。語順を味方につけ、意識をしないで処理ができるようになると、英語を聞くときにも、英語を話すときにも、とても楽になります。

これまでたくさんの方の英会話づくりをサポートしてきましたが、この語順の感覚を身につけることでブレークスルーが起こることが本当に多いのです。

私自身も、この感覚にとても助けられました。

英語と日本語の語順の現実

ただ、残念なことに、英語の語順は日本語の語順と大きく異なるという現実があります。

だからこそ

・語順に大きな違いがあることに気が付く

・日本語の語順を介在させず、英語を英語の語順のまま理解する

というステップをとることが効果的です。

英語と日本語の語順の違いを知る

日本語と英語は、言語的にとても遠い言葉です。そのため、発音もリズムも、文字も、単語の成り立ちも大きく異なります。それは語順も例外ではありません。

ここでは、英語と日本語で語順がどのように違うのかを例を交えて具体的に見ていきたいと思います。

例えば、「I went to the park to work my dog Yesterday」という英文を「私は昨日犬を散歩させるために公園に行きました」と日本語に訳すとします。

このように短い文でも、日本語と英語の語順は大きく異なります。

英文では「I went」が先に来ますが、日本語文では「私は」から始まり、最後に「行きました」という順になります。また、英語では「Yesterday」が最後にあるのですが、日本語文では、「私は昨日」というように、日にちや時間を表すものが早い段階に出てきます。

英会話を学んでいると、良く「英語は英語の語順で理解する方が楽」といわれます。

これは、日本語を介在させると、大きく異なる語順を通る遠回りをしなければならないからなのです。

逆に、この遠回りの癖がなくなると、脳はショートカットで英語を処理できるようになります。

きれいに訳さないと気持ち悪いというお悩み

英語は英語の語順で理解していきましょう、とお話をすると「きれいな日本語に訳せないと、落ち着かないんです」、というお悩みをお聞きすることが良くあります。

これは、これまで親しんできた考え方に原因があります。

学校教育などの現場では、英語を日本語訳にして「きちんと理解できているかどうか」を確認することが一般的です。

そのため、それに慣れてきた多くの方は「英語をきれいな日本語に訳して理解したい」とか「きれいな日本語訳にできないと、ちゃんと理解していることにならない」という気持ちになってしまうのです。

ずっと慣れてきた習慣を変えるのは勇気のいることですが、ここはターニングポイントだと思って、ぜひ英語の語順のまま理解をすることを意識してみてください。

新しい考え方をデフォルトにする

新しい考え方は、下記のステップを踏んで定着をすることを知っておきましょう。

・これまで親しんできた考え方では英会話に弊害が出ると理解する

・新しい考え方に慣れるための努力をする（はじめは多少違和感があっても、英語の語順に慣れるようにする）

・いつの間にか新しい考え方がデフォルトになる

 いかがでしたでしょうか？

今回は「英語の語順に完全に慣れると起こるブレイクスルー」について話してお話をしてみました。

この内容があなたのお役に立てばうれしいです。

オンライン・京都　スピーキング力養成英語コーチング　Kyo English Lab

・ホームページ
・各種プログラム
・受講生の方の声
・コーチについて
・体験カウンセリング予約フォーム
・お問い合わせ　[email protected]
（48時間以内にお返事をしております。お返事が未着の場合はお手数をお掛けしますが迷惑フォルダ等の確認をお願いいたします。）

オンライン　または 五条新町会場（京都市営地下鉄烏丸五条駅から徒歩約５分・四条烏丸から徒歩約10分（ＧＲＯＶＩＮＧＢ　ＡＳＥ会議室５F ）完全予約制