ポッドキャスト更新 EP.175 英語が得意でも苦戦?ヨーロッパの人の英語を理解するコツについて考えてみました
Sep 04, 2025
ポッドキャストを更新しました!
こんにちは。スピーキング力養成英語コーチの日野ゆう子です。
今回のPodcastでは、「ヨーロッパの人たちの英語が難しく感じるのはなぜ?」というテーマでお話ししました。
英語が難しく感じる瞬間
国際的な会議や研究発表などで「ヨーロッパの人たちの英語はネイティブよりも難しい」と感じたことはありませんか?
私自身も6〜7年前、初めてその場に立ったときにとてもびっくりしたのを覚えています。
同じ英語なのにどうしてこんなに高度で理解しにくいのだろう?
そんな疑問が強く残ったのです。
難しさの理由
調べていくうちに分かったのは、ヨーロッパの人たちは第二言語として英語を学ぶため、「書き言葉」として鍛えていることが多いという点です。
特に研究職の方は学術論文や専門的な文章で英語力をつけるため、自然とフォーマルで抽象的な表現を使う傾向があります。
例えば…
- use→utilize
- help→assist
- start→commence
このように、ラテン語系の高度な単語を日常的に選びやすいのです。
一方でネイティブスピーカーは、シンプルで分かりやすい語彙を会話の中で多く使います。
そのため、「ヨーロッパの人の英語は難しい」と感じてしまいやすいのです。
私たち日本人はどう向き合う?
私も最初は「自分も高度な英語を話せないとダメだ」と落ち込んだ経験があります。
ですが、国際的な場には本当にいろいろな方がいます。
- 難しい語彙を使う人
- シンプルな英語で話す人
- 日本やアジア・中東など全く違う言語背景を持つ人
それぞれが自分の持てる力で会話に参加しています。
だからこそ、私たち日本人は自分がどこを目指すのかを意識することがとても大切です。
ここで一つ注意が必要なことがあります。
日本人研究者の方などで「論文をたくさん読む書く機会があるけれど、話す力を伸ばす機会がなかった方」もいらっしゃいますよね。
そういった方々もヨーロッパの方々と同じように、書き言葉中心の難しい言葉の方が話しやすいのか?
という疑問が生まれてくるかと思います。
ヨーロッパの主要言語は、基本的な語順や文構造が英語と比較的近いという背景がある一方で、日本語は言語構造や発想そのものが英語と大きく異なります。
そのため、論文のような難しい言葉のまま話すのは必ずしも楽ではありません。
話しているうちに何が何だか分からなくなってしまう可能性もあります。
そのため、まずは語順感覚や英語を英語のまま処理する力を養うことをお勧めします。
乗り越え方のヒント
ヨーロッパの人たちの英語が難しく感じるのは、背景に「書き言葉中心の学び方」や「ラテン語系の語彙の影響」があるから。
けれど大切なのは、その違いを理解したうえで、自分に合った対応を選ぶことです。
- まずは自分がどのレベルを目指すのかを決め、ひとつのベンチマークを持つこと
- アウトプットだけでなくリスニングで対応できる力も必要に応じて鍛えていくこと
大事なのは「どこまで高度な表現を自分が追いかけるべきか?」を一度立ち止まって考えてみることです。
> EP.175 英語が得意でも苦戦?ヨーロッパの人の英語を理解するコツについて考えてみました
\今すぐ聞いてみる/
今日のお話がみなさんの心を少し軽くし、国際的な場での自信につながればとても嬉しいです。
英語を話すスキルと自信「最速」の育て方【限定セミナー】
「いつになったら英語が話せるようになるんだろう…」
英会話が苦手だった元TOEIC講師の私が、かつて何より知っておくべきだったことをギュッと詰め込んだ60分の限定セミナーです。
8割以上の方が変化を実感した、英語を話せる自分への最初の一歩。
この機会にぜひご視聴ください。
オンライン・京都 スピーキング力養成英語コーチング Kyo English Lab
TOEICハイスコア でも英会話が苦手な方へショートカットの英会話力づくりを行っています。
プロフィール 日野ゆう子
英語講師歴計14年のべ3000人に指導経験/上級言語コーチ(国際コーチ連盟認定)/TESOL 英検1級/ 発音指導士/Versant スピーキング70/ Global dexterity practitioner(異文化への適応をサポートしています)
私自身はTOEIC講師→英語をスムーズに楽しく話せるまでに約17年かかてしまった為「効率のよさ」に重きをおいています。