英語の発音が通じないのは「センス」のせい? ──日本人に多い誤解と改善法
Aug 08, 2025
英語で話しかけても伝わらない…
その原因を「自分のセンスのなさ」だと感じている方は少なくありません。
特に、日本人の多くが「発音=才能」と思い込んでしまう傾向があります。
でも実は、発音は“手順”にそって伸ばせる技術。
センスや感覚だけに頼るものではないんです。
このブログでは、英語の発音が通じないと感じる理由と、着実に改善していくための手順をご紹介します。
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こんな筆者が解説します
スピーキング力養成英語コーチ 日野ゆう子
英語力が高いけれど、英会話に苦手意識がある方のサポートを専門に行っています。
英語講師歴15年、のべ3000人以上を指導。
意図のあるトレーニングでショートカットの英会話力づくりを大切にしています。
かつては英会話がとても苦手なTOEIC講師で、「英語の先生なのに話せない」という悩みを抱えていました。
Versant70/発音指導士/英検1級/TESOL/上級言語コーチ(ヨーロッパ)
目次
- 日本人に多い誤解:「発音は才能」と思い込んでしまう理由
- ステップ1 英語と日本語の「音の構造」の違いを知ることから始めよう
- ステップ2 「無意識に出せる」レベルまで落とし込む練習をしよう
- 自分に合った改善ルートを知るには?
- まとめ
- ◆ 発音の改善は「しくみ」でできる
日本人に多い誤解:「発音は才能」と思い込んでしまう理由
「何度も練習しているのに通じない」
「英語っぽく話してるつもりなのに伝わらない」
そんなふうに感じると、「自分にはセンスがない」と落ち込んでしまいがちです。
実際、かつての私もそうでした。
でも本当は、発音が通じない原因の多くは、「努力不足」でも「才能不足」でもなく、そもそも“構造の違い”を知らないことにあるのです。
ステップ1 英語と日本語の「音の構造」の違いを知ることから始めよう
発音を改善する第一歩は、知ることです。
英語と日本語では、音の数やリズム、チャンク(意味のまとまり)、音声変化など、音の構造に大きな違いがあります。
しかし、一般的な英語教育の場では、こうした違いを体系的に学ぶ機会がほとんどありません。
だからこそ、「なぜ通じないのか?」を知ることが、改善のための大切なステップになります。
ステップ2 「無意識に出せる」レベルまで落とし込む練習をしよう
違いが分かったら、次はできるようにするステップ。
今の発音のクセを把握し、改善すべきポイントを優先順位をつけて練習していきます。
目指すのは、「意識すれば出せる」から「無意識でも自然に出せる」状態へ。
なぜなら、実際の会話では、
- 相手の話を理解し
- 自分の言いたいことを考え
- それを英語で表現する
という処理を同時に行っているからです。
発音ばかりに気を取られている余裕はありません。
だからこそ、発音は「考えなくても自然にできる」状態まで落とし込んでおくことが大切なのです。
自分に合った改善ルートを知るには?
ただし、発音の改善方法は人によって異なります。
- すでにできている点は?
- 改善すべき点は?
- 自分にとっての優先ポイントは?
これを客観的に把握することが、最短ルートを進む鍵になります。
まとめ
- 発音が通じないのは「センスの問題」ではなく、構造的な違いの理解と練習不足が原因
- 英語と日本語の音の違いを「知ること」から始めましょう
- 意識しなくても自然に出せるレベルまで、手順に沿って練習を
- 自分の現状を把握するには、客観的なフィードバックが近道です
発音は、生まれつきの才能ではなく、後から身につけていける技術です。
今の状態から少しずつ変えていくことは、どなたにも可能です。
英語が自然と伝わる心地よさを、ぜひご自身の声で体感なさってみてくださいね。
◆ 発音の改善は「しくみ」でできる
「通じる発音」は、感覚ではなく“しくみ”で身につきます。
だからこそ、何からどう取り組めばいいかを明確にしたサポートが大切です。
「何を直せばいいか分からない」「自分では気づけない発音のクセを知りたい」
そんな方のための【発音集中プログラム】をご用意しています。
オンライン・京都 スピーキング力養成英語コーチング Kyo English Lab
TOEICハイスコア でも英会話が苦手な方へショートカットの英会話力づくりを行っています。
プロフィール 日野ゆう子
英語講師歴計14年のべ3000人に指導経験/上級言語コーチ(国際コーチ連盟認定)/TESOL 英検1級/ 発音指導士/Versant スピーキング70/ Global dexterity practitioner(異文化への適応をサポートしています)
私自身はTOEIC講師→英語をスムーズに楽しく話せるまでに約17年かかてしまった為「効率のよさ」に重きをおいています。