英語発音に悩む日本人が変われた理由:イントネーションの土台づくり
Sep 20, 2025
英語を話すとき、イントネーションに悩んでしまう方は少なくありません。
「どこを高く、どこを低くすればいいのか分からない」
「感情を込めろと言われてもどうしたらいいのか…」
そんな不安を抱えている方も多いでしょう。
私も以前は、まさにその状態でした。
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こんな筆者が解説します
スピーキング力養成英語コーチ 日野ゆう子
英語力が高いけれど、英会話に苦手意識がある方のサポートを専門に行っています。
英語講師歴15年、のべ3000人以上を指導。
意図のあるトレーニングでショートカットの英会話力づくりを大切にしています。
かつては英会話がとても苦手なTOEIC講師で、「英語の先生なのに話せない」という悩みを抱えていました。
Versant70/発音指導士/英検1級/TESOL/上級言語コーチ(ヨーロッパ)
目次
イントネーションに悩まされる日々
英語の文を読んだり発音練習をしていて、「イントネーションを意識しましょう」「感情をもっと込めて」とアドバイスされることがあります。
しかし、実際にやろうとしてもどこをどう上げ下げすればいいのか、感情を乗せるとは具体的に何を指すのかが分からず、混乱してしまうのです。
ネイティブスピーカーの人たちに読んでもらっても、イントネーションは人によって違うため、正解が見えません。
私も「結局どうすればいいの?」と悩んでいました。
土台を固める大切さ
試行錯誤の末、私が行き着いた結論は土台の重要性です。
具体的には、
- 英語の音声変化(つながり・消える音)
- 英語らしいリズムのルール
この二つをまずしっかり固めること。
嬉しいときも悲しいときも、ニュートラルな読みでも、この土台は変わりません。
その上で感情を乗せることで、イントネーションは自然と身につきます。
土台があることで、会話のときに楽にイントネーションを使えるようになるのです。
発音改善の目的
私が発音改善のサポートで大切にしているのは、受講生が自立して英語を話せる力を持つことです。
つまり、正解の音やお手本がなくても、自分で英語のリズムや音声変化を操れる力をつけること。
イントネーションだけにこだわるのではなく、土台をしっかり固めることが、安定した発話につながります。
イントネーション改善のポイント
具体的に意識すべきポイントは、
- 音声変化(つながり・消える音)
- 英語らしいリズムのルール
です。
ただし、大切なのはこれらを単に知識として理解するだけではなく、実際の発話で使いこなすための「流れやエネルギーの配分」を体得することです。
エネルギー配分を意識することで、
- 文を安定して読むことができる
- 実際の会話や発話にもスムーズに応用できる
といった効果が得られます。
大切な部分はしっかり力を入れ、そうでない部分はさっと――まるでゴムが伸び縮みするように強弱をつけて文を読み進める。
この感覚を身につけることが、自然なイントネーションを習得する鍵になります。
※エネルギー配分についてご興味のある方はこちらの動画を参考になさってくださいね。
英語らしい発音に変わる3STEP一生使える音とリズムの軸をつくる
まとめ
イントネーションに悩む方は多いですが、土台を固めて感情を自然に乗せることで、無理なく身につけることができます。
- 音声変化や英語らしいリズムをまず安定させる
- 感情表現はその上で自然に加える
- 自分の力で発話する
こうしたステップを意識すれば、英語発音に自信を持ち、自然なイントネーションで話せる力が身につきます。
英語発音に悩む日本人の方にとって、参考になるヒントとなれば嬉しいです。
◆ 発音の改善は「しくみ」でできる
「通じる発音」は、感覚ではなく“しくみ”で身につきます。
だからこそ、何からどう取り組めばいいかを明確にしたサポートが大切です。
「何を直せばいいか分からない」「自分では気づけない発音のクセを知りたい」
そんな方のための【発音集中プログラム】をご用意しています。
オンライン・京都 スピーキング力養成英語コーチング Kyo English Lab
TOEICハイスコア でも英会話が苦手な方へショートカットの英会話力づくりを行っています。
プロフィール 日野ゆう子
英語講師歴計14年のべ3000人に指導経験/上級言語コーチ(国際コーチ連盟認定)/TESOL 英検1級/ 発音指導士/Versant スピーキング70/ Global dexterity practitioner(異文化への適応をサポートしています)
私自身はTOEIC講師→英語をスムーズに楽しく話せるまでに約17年かかてしまった為「効率のよさ」に重きをおいています。